岡野オサムのそれゆけ!田舎暮らし

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その5 「山の開拓記録

6月始め頃山の林道にテントを張り、家を作る予定地の木を伐採する作業を始めました。ある程度山の木を伐採したところで6月の梅雨が始まる前にプレハブを建てるつもりでしたが、テント生活は疲れがなかなか取れないため取り合えずリースしたブルトーザーが来るまでいったん生駒に引き上げる事にしました。

いよいよブルトーザーが搬入されて山の入り口におかれました。

まず最初に取りかかったのが、山の入り口は当時地道の細い山道だけで、大型トラックが入りにくく資材を搬入するには少し無理がありました。それで自分の山に着くまでの間の道をブルトーザーを移動させながら狭い所は道を広げながら移動しました。

山に到着すると同時に地道から自分の山に入る入り口になる道路を作る事になり前もって木を伐採して準備しておりましたので、これは順調に進みました。

このときは兄弟と弟子を含めて常時5人くらいは手伝ってくれていましたので非常に仕事がはかどりました。

入り口の道路が確保された後、いよいよ山の頂上を平らにならす作業に取り掛かるのですが、まず最初に樹齢50年近いマツの切り倒した倒木を、平らにする予定のレベルの崖縁に土止めを兼ねて横に積み重ねて並べ、、山頂を一晩中寝ずにブルトーザーを動かし次ぎの昼くらいまでには、ほぼ平らに仕上げてしまいました。

昼過ぎになりだした頃に一台の軽トラックの上に数人乗った人達がやってきました。

奈義町の役場の人たちか、地域の人たちだったのかは判りませんが、山が一晩で無くなったのでビックリして飛んできたとの事でした。

次ぎにやってきたのが当時勝田町の町議員のNさんと言う人でした。

その人の話では、ブルトーザーをあんたがたが道に置いたために道路にヒビが入ったとの苦情で、結局当時保証として5万程支払いましたが、領収書をくれるでもなく結局本人の懐にはいったのではと思います。

山の開発が3日ほどしたしたところだったと記憶にありますが突然ブルトーザーの廃土板の根元がポッキリと折れてしまいました。

最初は全然壊れた事も気にならず、ブルトーザーを貸してくれた村の業者に苦情を言い引き取ってもらいましたが、業者はこんなところが折れるはずが無い!修理代の方が高くついたと怒って帰りました。

仕方なく急きょ、津山の大きなリース会社に行きブルト−ザ−を10日程かりたと思うのですが、これも廃土板を押し出す油圧ピストンのア−ムが折れるトラブルがあり使用出来なくなりました。それでもっと大型のものでないと山では使い物にならないのではと次ぎに湿地の60と言う大型ブルトーザーを自分の山まで運んでもらいました。

大型ブルトーザーが業者の運転で山まで到着したときは、おもわず皆で手を叩いて喜びましたが、山に着いた途端、ブルトーザーのキャタピラが外れてしまい・・・全員でお互いの顔を見合わせました。

と言うのは、山を開発しだした時に不思議な現象がおき皆それが気になっていたのです。

前日平らにする辺りのレベルを決めるために、皆で少し平らになった山頂を歩いていると空から石が降ってきました。

私が空を見上げてキョロキョロしていると、弟子が先生なんでキョロキョロしているの?と聞くのです。

それで私が、「何を言っているねんさっき空から石が降ってきて木に当たってコーンとがゴーンと石が転がってる音がしてたやろ?聞こえなかったのか?」と逆に聞き返すと、「私達には聞こえないし見えない!」と言う返事でした。

そう話しながらも空から石が降ってきていましたが自分だけに見える現象なのだろうと、その時は気にする事を止めました。

そのような事がありましたので、皆は急に顔を見合わせたのです。

結局ブルトーザーは動かす事が出来ず、業者さんが私達が次ぎに来るまでに修理しておくとの約束で大阪にその時は引き返しました。

次ぎに来た時にはキャタピラも治ってあり、早速ブルトーザーを動かしだしたのです
が・・・突然オイルエレメントの所から油が噴出してしまいました。

すぐリース業者に連絡を入れ1時間後に修理にやってきましたが、ここは交換したばかりで壊れるはずがないのに・・との事でこちらも怒る気にもなりませんでした。

結局このブルトーザーは色々な事があり2日程使ったかなぁ?と言う感じで業者に引き取らせました。(何日使用したか記憶に無い)

そのような事がありカンカンガクガクで色々皆で話し合い、ひょっとしたら素人が運転しているから故障が多いのでは?と話し合っている最中に町会議員のNさんがやってきました。

それで渡りに船と彼に日当で手伝ってくれる人をしらないか?と尋ねたところ、丁度M建設の重機が近くまで来ているから頼んであげるとの事でした。

すぐにM建設のユンボがやってきました。そこで今まで素人が運転するのでブルトーザーが壊れて仕方が無いので続きを引きうけてくれないか?と頼みますと、気持ち良く引きうけくださいました。

Mさんが早速ユンボを動かし出すと、早いのなんのって・・皆でさすがはプロや仕事が違う!と皆でいっせいに手を叩きましたが・・・ものの10分と経たない内に油圧ポンプのパイプを木に引っ掛けてしまいオイルが漏れだし動かなくなってしまいました。

M建設さんの社長さんがこんな事って無いのだけど修理代がかかるなぁ・・と!それでも修理した後に頼まれた事はしておくからと本当にありがたい事でした。

その晩食事の後、私が平らになった山を見に一人で外にでると皆が後をぞろぞろとついて来ます。

夜トイレをする為に私が外に出ると、後ろを皆がぞろぞろついて来ます。

この現象はブルト−ザ−の2台目を夜中一人で操縦している時あたりから、ブルトーザーの後をぞろぞろついてきていましたが・・(この時には、すでに2階建てのプレハブとトイレだけは出来ていました、ただし・・お風呂はドラム缶風呂)

あんまり皆が怖がるものだから仕方なく、次の日だったか次来た時だったか忘れましたが南天を買って来て山の鬼門と神様の通り道に南天を植えてお供えをした後、皆で拝みました。

その晩は皆安心したのかワイワイがやがやと酒盛りをして騒ぎましたが、途中でお酒がなくなり仕方なく私一人で山を降りて村までお酒を買いに出かけました。

お酒を買って山まで戻ってみると、騒いでいるはずのプレハブが不思議と静まり返っているので変だなぁと部屋に入ってみると、皆が一塊になり部屋の隅で固まっていました。

事情を聞くと、突然ウイスキーのビンが部屋の端から端まで目の前で飛んでいったとの事でした!

それで私も白けてしまい、お前ら酒の飲みすぎじゃぁ!早く寝ろ!と叱りましたが翌
朝、南天を見て唖然!としてしまいました。

と言うのは前日まで青々とした葉っぱと赤い実をたわわに実らせていた南天が実はおろか葉っぱまでが一つもなく、枝だけになっていたのです。

私も最初は鳥が食べたのかなと辺りに食べ残しの実がおちていないか葉っぱが落ちていないかと調べましたが何一つ残っていませんでした。だいたいここまでが6月末〜8月あたりの話です。


山の開発の間、兄弟や弟子達が手伝ってくれるのは月の内1、2回程度で普段は一人で行く事が多くて、私が一人で山に行く時は、不思議な事に山につくまでの山道に白い鳥が一杯いるのです。

それも車が前に進むたびに、鳥達が左右に道を譲るような感じで沢山迎えてくれます。

あるときM建設の社長にその話しをしたところ、あんたが男前だからヨタカが出迎えてくれるのだろうと笑い飛ばされましたが・・


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