岡野オサムのそれゆけ!田舎暮らし

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その25 「イソップ物語を思い出す」

このままではヤギが又カに刺されて死んでしまうので、2度と蚊取り線香を食べないようにヤギを調教する事にしました。

ヤギ小屋の前に蚊取り線香を置き、私は竹刀を持ってヤギ小屋の陰に隠れヤギが蚊取り線香を食べに頭を出すのをじっと待っていました。

そうするとヤギ小屋からヤギがメエエエ〜っと頭を出し蚊取り線香を食べ様と首を伸ばします。

それを見計らって竹刀でヤギの頭をポカリと叩きます。

ヤギは目を白黒させながらメエエ〜っと鳴いてヤギ小屋に戻ります。

それから数分もしないうちに。又ヤギが頭を出します。

それを見計らって頭をポカリ!ヤギはまたまた目を白黒させながら頭を引っ込めます。

またまた数分もしないうちにメエエ〜!ポカリ!メエエ〜ポカリを朝から日の暮れるまで

次ぎの日も又次ぎの日も延々と1週間繰り返しました。

そのうち頭の中でイソップ物語の話が流れてきました。

ある日の事ヤギさんが山道を歩いていると、道の真中に大きな穴がポッカリと口を広げておりました。

ヤギさんが穴の中を覗きこむと、穴の底に狐さんが入っていました。

そこでヤギさんは不思議に思い、狐さん!穴の底で一体何をしているのですか?と聞きました。

狐さんは、とっさにヤギさん!穴の中にとっても美味しい水が湧いているんだよ。

ヤギさんも一緒に美味しい水を飲みませんか?

ヤギさんは喜んで穴の中に降りてきました。

狐さんはヤギさんが穴の中に降りてくるのを見計らって、ヤギさんの背中に飛び乗りやっとの思い出穴の中から脱出する事が出来ました。

穴に残されたヤギさんは、穴から抜け出す事が出来ず、とうとう穴の中で死んでしまいました。

イソップ物語を思い出した瞬間、思わずヤギって物語の通り

ただ貪欲で頭が悪いだけだと思い出し、調教しても無駄だなと悟りましたが・・・


すると又頭の中である言葉を思い出しました。

動物は毒を本能的に嗅ぎ分ける力を持っているから、毒を食べない!

そうだ・・蚊取り線香をやっても駄目、フマキラーを撒いても駄目!調教しても駄目!

ヤギは毒は食べないから、バルサンを撒いてみよう

薬局から粉のバルサンを買って来て試しにヤギ小屋の隅に少量撒いて見る事にしました。


よく朝ヤギ小屋に餌をやりに行くと、親ヤギも小ヤギも皆固まっていました。

もう腰を抜かすくらいにビックリすると同時に、ヤギの白めをむいた姿にビビッてしまい

慌てて生駒市役所に死体を引き取りにくるように電話しました。

役場の係りの人が取りに来るまでに、ヤギを恐る恐るダンボール箱に入れて

係りの人が来るのを首を長くして待ちました。

そうこうしているうちに係りの人がやってきて、ヤギを見るなり

うちは犬は引き取らせてもらいますが、ヤギは・・・と言うではありませんか

思わず!頼むから持っていってくれ!と半泣きして拝み倒しましたよ。


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