岡野オサムのそれゆけ!田舎暮らし

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その35 「霊よりも厄介なのは・・・」

平成5年頃のある日、わたしの教室にSさんの娘さんから突然電話がかかってきました。

Sさんは当会で木彫を習われていた弟子で、5年以上前に癌で亡くなられたのですが、Sさんがまだ元気で教室に通われていた頃に教室である相談を受けました。

相談の内容は、自分の弟が相生でエクステリア関係の仕事を手広くしていたが、奥さんが病気で他界。その後まもなく再婚したのだけれど、1年もしないうちに突然弟が亡くなってしまい、葬式の日に後妻さんが「財産も何にも要らない!」と叫んで家を飛び出してしまった。仕方が無いので自分の息子を喪主に立てて葬式を執り行ったそうです。(長男を喪主にする訳にもいかず、次男を喪主にしたそう)

葬式後は、自分が枚方に住んでいる関係で葬式後の世話が出来ず、相生に住んでいるSさんの妹に仏壇のお世話を頼まれたそうです。

ある日、妹さんが仏壇の世話をしに弟の家に行ったまま夕方になっても帰ってこないので、心配になってご主人が弟の家まで出かけてみたら、奥さん(Sさんの妹)が2階の仏壇の間で気絶していたそうです。

ご主人が奥さんを起こして「一体どうしたんだ!?」と聞いてみると、昼間仏壇の世話をしていたところ、「後ろから前妻さんがすぅう〜っと現われて、自分の横に座った!!」と言うのです。

その後S家は大騒ぎになったが、男連中(ご主人達)が「そんな馬鹿な事があるはずがない!」と言って全く信じようとしないので、皆で弟の家に出掛けて行ったそうです。

弟の家に着き、全員で廊下を上がり2階の仏壇の間に上がっていったらしいのですが・・・その途中で誰かが間違って廊下のスイッチをプツン!と切ってしまい、「ぎゃあああああ〜!!!」と言う叫び声と共に、男連中が嫁さんをほったらかして真っ先に逃げ出したそうな(^^;

それからS家では嫁さん連中とご主人達で大喧嘩になったそうで、結論としては「恐ろしくて弟の家にはもうよう行かん!」となり、どうするか考えあぐねていた時に、自分の先生が超能力のようなものを持っていると言うと、家族全員が是非先生に頼んで欲しいと言うことで、それで先生に相談した次第です・・・と、事の一部始終を説明してくれた。

教室では男連中が一目散に逃げ出したという話を聞いて大笑い(失礼)してしまったが、あまりにもSさんが真剣に頼むものだから、仕方なく引き受ける事にした。

Sさんに、弟さんは前妻さんが病院に入っている時に、奥さんとの間に子供も無く、又財産がある為にとても心配していて、ご主人に事ある事にその話をしていました。
御主人(弟さん)は妻を安心させようと思ったのかどうかは判りませんが、妻が亡くなったら再婚はしないと約束していましたが・・・奥さんが亡くなる半年前には、すでに弟さんは家に女の人を入れていました。

多分奥さんもうすうす感づいていて、それでご主人に問いただしていたのだと思います。弟さんの間違いは、前妻さんが亡くなった後すぐに後妻さんを入れた事です。多分49日も経っていなかったはずですよ。

弟さんの突然の死、そして後妻さんの家出・・・。弟さんと後妻さんが一緒に家で住むようになってから、おそらく毎日のように前妻さんが枕元に立たれたのでしょう。多分それで飛び出されたのではないかと思います。私自身は財産の事に関してうんぬん言える立場では無いので、S家全員で決めてくださいと言いました。

そのような事があり、多分Sさんの娘さんも私の話をお母さんから聞いていたのでしょう。ある日、教室に電話がかかって来て、「私のお隣さんのご主人が郵便局の局長さんをしていたのだけど、仕事も身に入らなくなってしまい、様子がだんだんおかしくなってきているのです。一度先生見に来ていただけませんか?」と。

・・・・僕は祈祷師でも占い師でも無いのだけど・・・・と頭をかいていると、「先生しか頼るところが無いので何とかお願いします!!」と懇願され、仕方なく行く羽目に・・・(><)

枚方まで出向き、即、問題のお隣さん家に直行。お隣では家族全員が首を長くしてお待ち兼ねだったので、取り合えずすぐその家の神棚に手を合わせる。

ん?・・・・神棚に「三宝さん」しか入っていない???(@@)
これって台所に置く神様のはずなんだけど、何故ここに入ってるのだ??

おじいちゃんがイスを持ってきて神棚の扉を開ける。(最初から開けとくものだけど・・)すると中にはやはり三宝さんが入っていた!

何で判ったのですか?と不思議そうに局長さんが私に尋ねる。

そこで局長さん(今回の張本人)に向って、貴方は自分が超能力者になりたいとか坊さんになって修行したい(能力をつける為)と言う願望があるでしょう。今回おかしくなったのには貴方自身が原因です。家に多分、お地蔵さんとか一杯あるでしょう。最近こう言う場所で事故を起こしたでしょうと言って、画用紙と鉛筆を借りて絵を描いた。

局長さん・・・「私その場所で数週間前にオートバイで転倒しました。どうして判るのですか?」とまたまた質問。

その場所で数週間前に事故で亡くなられた方がいるはずですよ!自分は祈祷師でも何でもないから正式な事は判りませんが、お払いの為にその場所に塩と線香をあげて後ろを見ないで帰ってきなさい。

その後、局長さんの居間を見せていただくと・・・部屋中にお地蔵さんグッズだらけ!

私・・・なんでこんなに一杯あるの?

局長・・・私お地蔵さん集めるの好きなのです!先生のおっしゃる通り修行に憧れています。

私・・・開いた口がふさがらず!

取り合えず家の内外をお払いして、今後2度とお地蔵さんを集めないようにと注意して帰ったのであった。・・・やれやれ(^^;


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