岡野オサムのそれゆけ!田舎暮らし

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その44 「明日香村で古代にワープする」

平成12年か13年の事だったと思うのですが、明日香村で不思議な体験をした。

ちょうど桜の咲く時期で、Kちゃんから明日香村でにゅう麺の美味しい店が新聞に載っていたから桜見がてら明日香村まで食べに行かないかな?との誘いの電話があり、さっそくKちゃんと二人で明日香に行く事に決めた。

明日香村に着いたのが1時過ぎくらいで、お腹もちょうど空く頃で早速お店に入り目当てのにゅう麺を二人で注文!

美味しくにゅう麺を食べた後、せっかく明日香村に来たついでに、ブラブラ明日香村巡りで酒船石を見た後、石舞台に向かい桜を眺めながら石舞台の先に進む事にしたのが、午後3時頃だったと思う。

石舞台を通り越し右側に曲がったところに橋が2つあり、手前の橋を右に曲がると明日香に坐す神社、直進するとお寺の方に行く道(これは2回目に行った時に判ったのだけど)。

我々は右に曲がらず直進する事にしたのだが、その橋での出来事である。

その橋は石舞台から100メートル離れているかいないか?くらいのところにあり、車でちょうどその橋に来たときの事だけど・・・

橋を渡る前に、杉板の立て札(横40センチ×高さ2メートルくらい)が立ててあり・・なにやら墨で文字が書いてあった。

立て札の横には蛇のように飾った胴回りが60センチ近くあるような太い注連縄が飾ってあり、その姿も異様であったのだが、その真上に張り巡らせていた、ものすごく長い注連縄を見てKちゃんと二人で「こんな注連縄見たのは初めて!!ギネスブック級だね!」と二人で唖然呆然!

その注連縄ときたら、向こうの山の頂きから反対側の山の頂きに・・・山と山を渡らせるように張り巡らせていて、縄の先は雲の霞に消えていく位に長くて先が見えないくらいのものだった。

呆然としているKちゃんに、取り合えず車を降りて立て札を見てみるからと車を降りて
立て札の前に来たのだけど・・・文章は漢文のようでさっぱり判らない。

ところどころ読める漢字を拾って読んで見たのだけど、意味はどうやらここから先は明日香に住む神様の領域につきムヤミに立ち入る事を禁ずるみたいな事が書いてあった。

目の前の太い注連縄をじっくり観察しながら、真上の注連縄を見ては、よくこんな長い注連縄を作ったものだと関心しながら、車の中に戻ることにした。

Kちゃんに、注連縄の説明を判る範囲でした後、車で橋をわたったのであるが、橋を渡ったとたん再びビックリ!一抱えも二抱えもあるようなヒノキか杉の林がつらなっており、周りがシーンと静まり森の空気が深々とした冷たさを感じる・・・。

Kちゃんと二人で木の大きさに驚くと同時に、明日香にはこんな森も残っているのだ!と関心しきりで、二人でよくこんな森が残っていたものだと言いながら車を先に進めて行った。

どんどん車を奥に進めて行ったところで右側に民家が見えてきたのだけど、その民家を見て又二人でビックリ!「凄い!まるで落ち武者の村みたい!こんな村見たの初めて!」とKちゃん。私もこんな古い民家が残っているなんて凄いね!と言いながら車をどんどん先に進めたところで突き当たりのようなところに出くわし、車を右側の森に入ったところで車を止めて5分くらい車外の様子を見ていたのだが・・・

何故か判らないのだけど、誰かに見られているような視線を感じ、ダンダン不安になってきた。

Kちゃんに何だか何かに見られているような感じで気持ち悪いから引き返そう!と車を走らせることにしたのだが、春の日は落ちるのが早くて帰り道はすでに夕闇が迫ってきていた。

先ほどの落ち武者の村を通りすがりに見たときに窓の端のほうが薄っすらと明かりが灯っていた。
車の中で、あそこの照明は電気と違うみたいだね!電気なら窓全体が明るくなるから、あれはローソク見たいな明かりだねとKちゃんに言いながら元来た道を帰った。

それから数ヶ月がたつたある日、Kちゃんから又電話がかかってきて、落ち武者の村をもう一度見に行こうと誘われ、早速二人で明日香村に出かけていった。

石舞台を通り過ぎて右側に曲がったところで、カメラを持った人が秋の彼岸花の写真を撮る為にウロウロしている所に出くわし、我々も車を降りて彼岸花を見る事に。

ついでに、彼岸花をバックにKちゃんの写真を撮ったのだけどKちゃんの手が異常に細く写っていた。

例の橋のところで車を止めてみたのだけど、立て札も注連縄も何にも無い!

取り合えず橋を進んでみたのだけど、深い森も大きな木も何もかも無くなっている。車を奥に進めてみるが、途中村はあったのだけど落ち武者の村も無くなっている。

突き当たりまで行き右に曲がったところで車を止めて周りを見渡し、ここで間違い無いのだけど一抱えも二抱えもあるような木が、樹齢20年くらいの木に変わっている。

二人でこの道に間違いないのだけど、変だな?と言いながら道を下って行くと、先ほどの橋の手前でお百姓さんが農作業をしていたので、Kちゃんが・・あの人に聞いてみたら何か判るかも知れない!と言うので車を降りて聞くことに・・・

私・・・すみません!春先にこの辺りで向こうの山からこちらの山まで注連縄が張っていたのだけどここで間違いありませんか?

お百姓さん・・この辺りには注連縄は張り巡らせていないよ。

私・・絶対ここに間違い無いのだけど、あそこの橋の手前に木の札が立てかけていて、そこに太い注連縄と、ものすごく長い注連縄が張ってあったのだけど・・・

お百姓さん・・・私長いことここに住んでいるけど、ここら辺には無いけど、明日香に坐す神社に行けば、注連縄は張っているけど・・・

これ以上話をしても無駄だと思い、Kちゃんと二人で念の為、明日香に坐す神社まで行く事にした。

取り合えず車を運転する身としては、自分で走らせた道くらいは覚えているので、車を走らせた途端に、この道は一度も通った事は無い!と判ったのだけど・・・

注連縄を取り合えず見たけど、ぜんぜん違う!二人してこれは全然違うね!と車を引き替えす事にしたのだがKちゃんが突然、明日香資料館に行って資料館の人に聞いてみようと言い出した(><)”

明日香に坐す神社まで行く途中で、又あちらの世界に桜見に行った時はワープしていたんだと判っていたのだけど・・資料館に行って話をして恥じかくだけなんだけどな・・・

Kちゃんが行こう!と言い張るから渋々資料館に行ったけど、話をしても馬鹿にされるだけだと思い、恥ずかしくて聞くことが出来ませんでした。

後日、Kちゃんは東京から来た友達に話をしたり仲の良い友達にも話をしたみたいだけど・・・どうなったかは聞かなくても大体わかるよ(。。)”

2008年9月1日

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